シナリオ:西山猫島のキセキ 本編


 BSはほぼ手つかずの高濃度マナに満ちており、他世界との接触も極端に少ないことが世界の奈落汚染が進まない原因となっている。
 その状況を打開する手段として、外世界からの戦力(枝切りの戦士など)を呼び込み、BS自体を破壊しようとする計画を立てる。
 その作戦として、BSの情報を相当数の他世界へ送る。そのために作られたのが戦略級奈落体「リコリス」となる。
 奈落側の作戦は、BSのクエスターに阻止され、リコリスの能力が大きく減退したことになるが、BS側の被害の大きさや非常に珍しい加護の「レイフ」を観測する、リコリスの完全な消滅は免れる、など奈落側に得るものが大きな作戦となった。

◆ 西山猫島

 イメージとしては、瀬戸内海にある人口200人ほどの小島。
 SODAー113において主戦場になった場所であり、シナリオの舞台となる場所。
 SODAー113終盤、草田サキが発動させた加護「レイフ」によりルートワールドの一つとなる。(レイフによる過剰なマナの影響で島とその周囲がBSからはじき出されルートワールドの一つとなる)
 シナリオ開始時点、西山猫島はBSから一時的に切り離された亜空間となったという事です。
 又、西山猫島の地下奥深くにはリコリスの本体が存在します。レイフ発動の影響により、能力や質量の多くを失ったリコリスは、この島を隠れ場所にして、損傷の修復を行っています。
 この島は、草田サキの生まれ故郷でもあり、それ故彼女が復活し、PC達を招く場所にしたとも言えます。
 SODAー113が終結した時点で島があった場所には、マナも奈落も存在しない全くの「空白」だけが存在していることになります。

◆ リコリス

 戦略級ルートワールド攻略用奈落体の一種。シナリオ開始時点SODAー113において機能と質量のほとんどを失った状態となっている。そしてその本体は、ルートワールドとなった西山猫島の地下深くに隠れている。
 ベースはBSの植物彼岸花であり、能力も植物特有の種の拡散を行うことを基にしている。
 実際には、BSの情報を他の世界にもたらし、世界破壊者(枝斬りの戦士など)を呼び寄せることにある。
 コミュニケーション用端末として、特徴を極力廃した女性の姿の分身を作ることがある。
 能力に、タネを作り他世界に飛ばす能力を持つ。クエスターとの戦いにもその力を応用し、強力な射撃攻撃を行う。
 完全状態で全機能を発揮することとなれば、その半径数百キロメートルは奈落浸食地帯になる。
 また、ルートワールド「西山猫島」の住人、草田姉妹と遠山みのり以外の住人は、リコリスが作り出した仮想人格となっています。

◆ 加護:メイヴ

 雪の女王メイヴの加護、その能力は使用者の生命を代償に、周囲の奈落を浄化することです。
 この加護は、他の加護による複写・効果の取り消しなどの干渉をいっさい受けない。
 このシナリオにおいて加護「メイヴ」を持つのは、草田サキのみです。
 メイヴの起動は、SODA−113において行われており、その力はリコリスの持つ奈落のほとんどをマナに還元し、そのエネルギーをもってルートワールド「西山猫島」を作るほどです。
 メイヴが発動する様子は、術者を中心に奈落とマナが渦を作り、周囲をマナで満たし始めます。最終的には光の爆発が起こったかのような現象を見せます。

◆ シャードの修復

 クエスターの持つシャードと言えど、相応の打撃や過剰な使用によりシャードそのものが一時的な使用不能や欠損を起こすことがある。
 そのようなシャードは、ある程度の時間をかければ、
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