出した情報を改めてゲッツするのも方法の一つ。(ゲームマスターが嫌がりそうな方法だ)
と、ここまでは古参なゲーマー的な発想かも知れない。(古くからのゲーマーの方々、ごめんね)
もうちょっと駄文的に考えてみよう。
シーン制の導入、そのもう一つにして大きな理由の一つは、おそらくTRPGの目的が、「ロールプレイがしたいという欲求」に、シフトしたことだと思う。
そうですよ、ダンジョンの中をランダムに出てくる罠やらモンスターの対処だけなら、シーン制なんて要りませんし、かえってジャマ。
ロールプレイとシーン制って、おそらくかなり相性が良いはずなんです。
お話しを元に戻すと、こんな時代のTRPGにとってシナリオ上の情報って、何だ?
個人的見解を曝すなら、ロールプレイのネタ6割:シナリオの解決材料4割と言ったところでしょうか?
そう、ロールプレイのネタの方が重いんですよ、多分。
例えば、あるシナリオのヒロインNPCに、世界を破壊する因子と世界の崩壊を防ぐ因子の両方を同時に存在させます。その世界崩壊を防ぐ因子を発動させれば、件のNPCは消滅。そしてその発動を必要とする時間は、すぐそこに迫っている。
さて、こんなシチュエーションがあり、さっきから散々語っていた情報格差がキャラクターの間にあったとしましょう。そう、一部であろうが全体であろうが、キャラクーターとして情報が完全でないなんて、よくあること。
この情報を知るのは、プレイヤー全てにゲームマスター、情報が公開されたシーンにいたキャラクターと言うことになります。ここまではいいですね。
さて、ここからが問題。例のNPCは、自分の状況をどう思っているのか?
絶望に沈み込んでいるのか?
状況を憎悪しているのか?
もっと込み入った状況に巻き込まれていてその目的完遂の没頭しているのか?
ここでロールプレイをしろというのなら、今までキャラクターとして知り得た情報のみで行うべきか?否!
プレイヤーとして知り得た情報全てを駆使してやったってください。
キャラクターとして知らないはずの情報を基にロールプレイするなんて、ずるいんでは?否否否!知らないのは、貴方のキャラクターだけなんです。
情報格差の補完ぐらい、サクっとやって下さい。
ロールプレイの経験が長いというのなら、さっきのシナリオヒロインNPCに深く突っ込んだセリフをかまし、その彼女から「どうしてそんなこと言うの」なんて言われても、「君がボクの知らない何かを抱えているように思ったから」と、このくらい切り返して下さい。
でもまあ、これはこれ書いてる人の狭い狭い所のローカルルールです。
情報格差については、それぞれのゲームマスターがどこまで厳密にするかが問題。もうここからは、その卓の自由度やゲームスタイルやらで、結論が拡散してきますので、何とも言えないんですね〜。
ともあれ、シーン制システムの隠れた勝利者は、こんな具合にズルい人々と思えるのです。
そして最後に自らの疑問を一つ。
上にでっち上げた裏技を認めないのであれば、情報格差で進まないシナリオの折り合いや落とし所を、どう付けるのでしょう。
該当者の方々、返答を、サボるな!
11月本例会休みの代替駄文
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