暗夜行路を歩けば

 昔々、暗夜行路という遊びをしたことがある。
 遊ぶ人は、まず目隠しをする。目隠しをしたまま、一定のコースを歩くのだ。
 実際は、コースには紐を渡しており、それを手がかりにして歩いて行く。
 何が楽しい?と思われそうですが、こればっかりはやってみないとわからない。目隠ししたままで、自分がどこを踏んでいるのかわからず、地面のちょっとした起伏に驚き、道が僅かに曲がっているだけでも、とにかく奇妙な感覚を味わえる遊びでした。
 サテ、調子を元に戻し、TRPGのお話を年齢の嫌な話を絡めてやっていきましょう。
 周りでTRPGをやらかしてきた人々を見ていると、人類の進化の次のフェイズは、ヲ●クのオ○サンかと思うほど、皆様老けましたね〜。
 はっきり尋ねると角が立つので、こう尋ねてみましょう。「アナタの生まれは、大阪万博の何年前?何年後?」
 この質問で、「う〜ん、ン年かな?」と誤差を答えられる方、こちら側(ヲ●クのオ○サン側)の人々です。ヲメデトウゴザイマス。
 人間もそのぐらいの歳になると、社会的、う〜ん端的に言うとお仕事の方面で、色々様々諸々な事をやってくれと言われる物です。
 ひどい話で、自分の持ってる仕事だけ頑張っていても、仕事が遅いだの、仕事してないだの、さんざんな言われ方をします。
 で、自分所掌の事務以外にどんなお仕事が乗っかってくるかと言えば、「後輩・新人にお仕事教えたってくれ」と、言われるのです。
 それでもって人間もガタが来た中古になってきます。いつまでもお仕事の第一線を永久にGOというのは、結構な悪夢でして。
 自分の手にした技術や知識を、次の人に伝える。それが中古品人類のお仕事だと思っているのです。
 理由動機は様々ですが、後継者を育てておこうという考え方は自然な考え方で、そういったことを普通に考え始めるのは、おぢさんになった人々だと、そういう気がするんです。
 まぁ、これはコレ書いてる人の身の回りの傾向と理想をつらつら述べた物で、よその所ではまさしく色々様々諸々。
 でも、後継者望む!は、誰でも考えると思うのです。
 何だか、半分お疲れ労働者の哲学エッセイっぽいのはそろそろ終わらせて、TRPGのお話をちゃんとしましょう。
 そんなオヂサン率の妙に高い業界、TRPGですが、そのオヂサン達が何をしているかと言えば・・・・。
 学生さんが異能力に目覚めて、人類の敵と戦ってみたり、そんな特殊能力者をかき集めて学園やってみたり・・・。
 若作りが激しいですね!!
 TRPGがお手軽フィクション製造機だと知ってはいますが、ここには進化のかけらもないのか?
 どこぞのTRPGの解説文書で見たことあるのが、ロールプレイしやすいのはプレイヤーキャラクターとその中の人が近い場合なんじゃない?と書かれておりました。
 そう、世界の因果は我々に中年野郎ロールプレイをしろと言っているのです。
 でわ我々は素直に、中年野郎ロールプレイをエンヂョイしよう・・・・ですがそもそも中年野郎ロールプレイって何よ?ど〜すんのよ?(自ら逆ギレ)
 前半の世知辛いお仕事ネタ、人体中古人類への追加業務が若手の教育、というアレですがもう一度蒸し返してみましょう。
 でもって安直に、TRPGで若手キャラクターに説教指導ばかりをするなら、ウザいキャラクター認定オメデトヲ〜って事になります。
 ごくごく小さい実例に囚われることなく、もうちょっと俯瞰して物を見てみましょう。
 たとえばこんなシチュエーション
「ここは俺がくい止める、先に行け」
 この手の台詞、今回初ミッションのうれし恥ず
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まろやか投稿小説 Ver1.53c