ゾンビ甘いかショッパイか

 TRPGなんかやってると、ヒットポイントの削り合いなんて事で死んだの生きたのとやっておりますが、形而上の現象とはいえど生死が軽いなぁ(笑)
 人の生死なんて重たいテーマは、こんなところで駄文されるべきテーマではないのは十分承知。だけれどもこの所ふと発想に浮かんだアンデッドというヤカラの存在、こいつ等はどうなのよ?と言うことでアンデッドについての生死を見ていこうと思いつく。
 まず、アンデッドとはなんぞや?
 具体例を挙げれば、ゾンビやヴァンパイヤってあんな感じの人たち。
 辞書の意味的にペッと纏めれば、死んでから生き返って、なんだか妖怪怪物的な何かになってしまったって、ことかなぁ?
 何とも中途半端な存在です。某絶望先生の生徒さんキャラクターから「死んでいるのか生きているのか、はっきりしなさい。イライラする」と言われそうな方々です。
 人の生死感って、それこそ人それぞれと言われそうですが、もっと基本的なところの「?」死んでるけど生きてるッポイ?そんなのがアリ?イヤイヤ、あり得ないから邪悪なNPC?
 う〜〜む、これを読むあなたがよっぽど○○でもない限り、生と死はびっしりはっきり線を引くべきなんです。中間なんてあり得ません。ですがアンデッドって概念は本当に何よ?
 ・・・ここは大きく水を差すと言うことで。
 ここは一つ、アンデッドを勝手に代表して貰い、ゾンビなる存在でこいつ等の生死がどうなっているかを見ていきましょう。
 ゾンビと言えば、発祥はハイチ当たりの呪術から始まり、有名どころでは、「死霊のはらわた」「Dawn of the Dead 」に至り、2011年初頭記憶に新しいところでは、「これはゾンビですか?」と、気楽なスプラッタ材として、各メディアに使い倒されております。
 まぁここまでくれば、「ゾンビは文化だ!」と、言い出すトレンディー俳優がいてもおかしくないほどです。
 それはさておき、このゾンビ君、強いて線引きするなら、死んでるのか生きているのか?どっち?
 例えば「Dawn of the Dead 」の全力疾走ゾンビの方々、謎の病原体らしき何かで人々がゾンビになっちゃうアレですが、
 仮に病原体のアレで、肺脳心臓がポクッと停止(注:確認不可能)、いえいえ人肉に関しては食欲旺盛で、NOTあんなゾンビゾンビした行動では人類の知性を感じる事なんてないし、いや全力疾走するほど立派な自律行動を取ってるし、あ〜でも皮膚もあんなに爛れて治ることがなさげだし・・・
 そろそろ見えてきたと思うのですが、ゾンビ様というのは、ある視点から見ると死人、別の視点から見ると生きている、そうは見えないだろうか?
 も少し端折った見方をするなら、学問的にどうよって見方をすると楽かも知れない。
 も1回件のゾンビを見ると、
・脳・肺・心臓の停止による法学上問題
・自律行動と捕食活動から見る生物学的問題
・知性や集団行動から見た社会学的問題
・皮膚の爛れと回復不能な状況は衛生学上問題(結構無理が!)
 蛇足ではありますが、医学と生物学については、アレが生きているのか死んでいるのか議論が激しく分かれるところではないかと思うのです。
 脳死・心臓死を生死の線引きとするのは、日本の法律のお話し、つまりは法学の世界です。
 そしてTRPG界には、これらの問題にウルトラ超弩級大リーグボール的ゾンビを生むシステムがあるのです。(少々言い過ぎか)
 そう、TOKYO=NOVAシリーズです。
 例のシステムですが、経験者は重々痛感の、プレイヤーマスター共々過剰なまでのイマジネーション能
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