神様のお話をしましょう。・・・・いきなりドン引き？（泣）
　宗教へのお誘いを抜きにして、神様そのもののお話を斜めから見てみましょうというのが、今回のお話です。
　まずは冷静に神様の存在を、サンタクロース並みに落としてしまいましょう。結論から言えば、「人が神様を作った」と、いうことを念頭においといてください。逆ではないです、人　made　神と言っています。この概念は、非常に重要ですので十分認識しておいてください。
　さて、「人が神様を作った」といいましたが、わざわざこんなことを言うのは、こういった根拠があるからです。例えば・・・
　神様がやったことと言えば、「世界を作り、動物を作り、人を作った。」とか人に何かの恩恵をもたらしたり試練を与えたり・・・・
　何をするにも、まずは「人」なのです。この神様のやることといえば。およそほとんどの神様は、人以外の存在に何かしたということがないと思います。このように、人にかかりっきりの神様を探して見つけるよりは、ひとが「そのような存在」として作ったほうが自然ではないでしょうか？そもそも、都合のいい神様なんて、どこから見つけるのでしょう（笑）
　神話や経典が、人に対しての記述で埋められている限り、「人が神様を作った」というのが自然な考え方でしょう。
　この過剰なまでの人類への干渉、どこに現れるかというと、もうどうしょうもない深いところに入ってきています、生活習慣というところに。
　冠婚葬祭、宗派によっては日に何度かの祈り、食事制限など、神様のご指示というのは、何かと人の生活を拘束しているものなのです。もっと突っ込むと、人の生死を握っているのも神様ということでしょう。
　さて、神様が人の被造物というところから神話経典というものを見ていきますと・・・それらに共通の一大イベントといえば、「天地創造」の類でしょうか。
　ＴＲＰＧを造ったことのある人、（ファンタジー限定）ですと、Ｍｙ世界の神話を考えたことでしょう。（当担当もその一人ですが（笑））
　その中でひとつ思ったことは、「何のための天地創造？」ということです。
　神様というのは、絶対的な存在。というのが神様にとって必要な要素ですが、そのための箔をつける、と言うのが目的と思うのです。身の回りの何から何まで、ついでにあなたを含む人自身も作ったというのが神様、人に対し絶対的な存在としての要素としては十分な実績でしょう（笑）
　しかしながら、世界に神様は乱立し、そのいくつかは、うちの神様が唯一の存在と主張して譲りません。それならそれで、他の神様の存在を悪魔・魔神と認識し、神様の敵としているのも世界の事実です。
　そのことですが、他の神様の存在を案外利用していると思うのは、考えすぎでしょうか？
　全知全能の存在が作った世界がこの世界としたら、この世界に蔓延している世界の不具合は矛盾と言えるのではないのでしょうか？
　数学的に見たら、全知全能＝∞として、全知全能の存在から出たものは、完全なもののはずです。（∞というに何を掛け算や足し算をしても、∞という答えになるというアレです）
　だとしたら、不具合の原因は何？言い訳に何を使うか、ここは押して図るべし

　お話も少々ヤバ気なところなので、ここで締めにしましょう。

■作者メッセージ
　わっちの神様に対する見解の第一弾。
　一見否定的ですが、人が長い時間掛けて作ったシステムなんですから、必要秘不可欠なんですよ。神様も宗教も。
　でも神様宗教が人造物というスタンスは譲りません。