読切駄文
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不遇な爆発
 物語の中でのさまざまな要素はさておき、○ン・アスカ君に対しては結構同情的です。主人公メカの交代とともに、主人公交代は結構ひどいかも。(笑)
それはさておき、今回のお題は、メカの爆発について。某作品において、ザ○・グ○・アスト○イ・ム○サメetcが、景気よく爆発しておりましたがそれについてのいーかげんな考察をしてみようというわけです。
 ガンダム○−ドの世界において、モビルスーツは電気命です。推進以外の身動き、ビーム兵器のエネルギーが電気という世界です。電気の切れ目が、この世の切れ目ということでしょう。
 お話は変わりますが、現代実世界の流行のひとつに、ロボットがあります。警備をしたり二足歩行をするアレです。たぶん電気で動いていることでしょう。そのロボットですが、例えば非常識なまでによく切れる刃物で一刀両断したとしたら、被害者のロボットは爆発するでしょうか?
 想像するに、運が悪ければショート・たまたま使っていた可燃部分に延焼ぶすぶすと燃えていく・・・・つまりは爆発する要素がないのです。
 しかしながら、ヤラレメカの見せ場といえば、爆発。ならば電力中心のSE○Dのメカは、どのように爆発するのでしょうか?
 まず考えられるのが、推進剤。背中のブースターなどの燃料のことです。SE○D世界のテクノロジーがトンデモ進化していない限り、推進剤というのは揮発性のもの、つまりは燃えたら爆発しやすいというものです。現代現実世界でも、自動車事故ではガソリンの引火、某国スペースシャトルも似たような理由で爆発しております。
 しかしながら、もう一ネタ欲しい所でもあります。そう、よくある突っ込み、「宇宙で爆発するかー!」というアレがあるのです。(いまさら真空中で物が燃えない云々のことは申しません)
 しかし、ヤラレモビルスーツたるもの、宇宙空間でも立派なあだ花のひとつでも咲かせてみたいものではないですか。
 さてここでもうちょっと屁理屈を駆使して可能性を追求すると、電気そのものを屁理屈してみようと思うわけです。詰まるところがバッテリーの問題です。
 兵器の運用のことを考えると、ぜひとも歓迎される要素のひとつが、メンテナンスが楽ということです。装備でデコレーションされ高性能な機体でも、メンテナンスで時間がかかり出撃回数が少ないとなれば、優れた兵器といえないでしょう。
 兵器運用面でもうひとつ歓迎される要素に、場所をとらない装備などということがいえます。例えば、電気が主動力のモビルスーツのバッテリーが蓄電池交換式だとしたら、母艦の1区画に蓄電池がごろごろと・・・・。
 スペースの有効利用として、一番よいと思われるのは、やはり燃料電池ではないでしょうか?というわけで、SE○Dモビルスーツには、燃料電池が使われているとしましょう。(実際の描写を見ると、機体内に蓄電池があるのは容易に想像できますが、今回はそれとのハイブリッドということで)
 さて、話を爆発に戻しましょう。燃料電池の正体と言えば、液体酸素に液体水素。最近の化学実験バラエティーを見たことがあるなら、極低温のそれら液体が常温で沸騰するのは、ご存知と思います。昔々の蒸気機関というテクノロジーは、液体が気体になった膨張力を持って動力とする仕組みでございまして、その力は機関車の動力になるほどハイパワーな代物でござい。
 それが一気にドッカンとなればそりゃ派手な爆発になることでしょう。
そう、燃料電池にビームの熱が直撃、後は燃料タンクの圧力が、異常な気化によってドッカン、したらいいなぁと思うわけです。
 メカものTRPGにおいて、HP0の状態の1形態が爆発ということになるでしょう。システムデザインの観点から、爆発そのものを考慮すると、新たなる発見があるかもしれないということです。
11/03/29 00:12更新 /

■作者メッセージ
 宇宙が無重力で空気がないことがわかり始めると、誰もが突っ込む部分を、あえてやってしまおうという駄文。
 当時のガンダムが、SEEDDESTINYのころですね〜。
 宇宙空間では、火を噴かない。では当たり前すぎるので、火のない真空中でも爆発はあるんだ!と、へりくつ満載の駄文でした。

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